一橋大学経済学部 古沢泰治ゼミナールのホームページです。
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古沢ゼミ概要
古沢ゼミは毎年8人から10人(参考2010年度は、男子7人、女子4人の11人。留学生3人を含む)で構成されています。
2010年度は毎週月曜日にゼミを行っています。
(※4限は4年生、5限は3年生)
古沢ゼミナールの専攻は「International Economics 国際経済学」です。具体的には、国際貿易や国際金融などを見ていく学問領域です。経済学・金融論の分析手法に基づいて、グローバル経済を考えていこうというのが私たちのゼミの専攻といえます。
3年ゼミナール
古沢ゼミでは以下の教科書を使ってゼミが進められていきます。

『International Economics〜Theory Policy』
Paul R.
Krugman / Maurice Obstfeld著
(比較優位説やヘクシャーオリーンモデルなど国際経済学の主な理論に触れます。)
さらに古沢ゼミの3年は夏学期経済学部300番台科目「国際経済学」の履修が義務付けられます。また、夏学期には週1でサブゼミが行われます。ここではミクロ経済学とゲーム理論を勉強します。サブゼミの時間は3年の希望を考慮して決定します。
夏学期:国際経済学を理解する
3年生ゼミでは、洋書を輪読するという形式でゼミが展開して、国際経済学の基礎知識を勉強しました。テキストを分担して発表するのですが、毎週2〜3人程度が発表します。
だいたい、パワーポイントと使い、自分が担当するぺージを発表し、討論、先生がコメントをするという形でゼミが進行していきます。
3年生は、サブゼミがあり、ミクロ経済学とゲーム理論を学びます。(2010年度は木曜日4限、前期のみ)
夏休み:ゼミ合宿(2泊3日)
毎年、山梨県河口湖で行います。3年生はThe World Economy等の経済誌から論文を1つ選択し、パワーポイントを使い発表をします。4年生は卒論の概要発表も同時に行われます。
昼は勉強、夜はコンパや花火。
もちろん運動もします。(近年はフットサル)
冬学期:インゼミの準備と本番、国際経済学を理解する
冬学期も、夏学期の続きで洋書の輪読を行っていきます。
さらに、冬学期には、11月に韓国でインゼミ、12月、1月と東京でインゼミがあります。
11月のインゼミは、『Japan-Korea
University Student Economics
Forum』に参加します。ソウル大学、高麗大学、延世大学、梨花女子大学、早稲田大学、慶応大学、一橋大学、東京大学、の8校の学生が韓国に集い、発表と討論会を行います。
12月、1月のインゼミは、2回に分けて、早稲田大学、慶應義塾大学、学習院大学などと発表と討論会を行います。
そのため、インゼミに向けてテーマを設定し、文献、和書、洋書、HPなどを調べて、発表に向けて準備をするという作業も並行して行います。
年明けの1月くらいから卒論のテーマを考えていきます。
4年ゼミナール
4年生になれば、卒業論文のことを考えなければなりません。卒業論文は、自分が興味をもったテーマを選び、執筆することになります。そのテーマの絞込み等は、3年生の終わり頃に行うことが多いようです。 4年生ゼミでは、自分のテーマに関連する論文の発表、卒業論文の中間・最終発表がメインになります。この辺りは、どのゼミでもそうでしょうから、大差ないと思います。
卒業論文
4年時は、卒業論文の執筆に時間を充てることになります。
7期生卒業論文タイトル
森永桂太郎 | 『電子商取引の展望』 |
川辺直人 | 『Hub And Spoke FTA の経済効果』 |
大巻政弘 | 『直接投資と空洞化問題』 |
杉田 圭 | 『貧困とは何か〜新たな指標からのアプローチ』 |
前中 悠輔 | 『東アジアの都市化と理想的な都市政策とは』 |
B.Enkhzol | 『経済成長における人的資本の役割』 |
澤 俊治 | 『組織の経済学』 |
B.Khundyz | 『マイクロファイナンス』 |
青木達雄 | 『日本における国際ハブ空港の必要性』 |
神事亜由美 | 『スポーツの経済学』 |
※補足
○英語の能力は絶対に必要です。
洋書を扱うことが多いので、日々、英語の能力を向上させる努力をした方が良いと思います。
特に、韓国での発表は英語で行います。
かといって、
2010年度には帰国子女は1人もいませんでした。
なんとかなります(笑)